2023年の最後の大仕事は、全国高校生文芸コンクールの授賞式での講演でした。

わたしは高校時代文芸部に所属しており、まさにこの「全国高校生文芸コンクール」に応募するために書きまくる三年間を送っていました。

文芸部の生徒としてそこに立つことは叶わなかった壇上に、講師として立つことができる日が来るなんて本当に感慨深かったです。本気でちょっと、これまでの人生をぜんぶ振り返るようなつもりでないと講演ができないな、と思いました。

講師として話すことが決まった、と当時の顧問に伝えると「あなたは高校生のときから、一位を取らないとスピーチできないあの壇上に本当に憧れていたよね、1時間も話せるなんてすごい、芥川賞候補よりもわたしはうれしい」と涙ぐみながら言ってくれました。当日は、その顧問の先生と2人で懐かしい懐かしいと言いながら会場に行きました。

15年間の思いを1時間に詰め込んで話しながら、制服を着た自分と目が合うようなきもちになった。

たくさん考えて考えて考えて講演で話すことを決めたら、授賞式なのに、授賞できなかった人に向けた内容になりました。

講演後、ここにいなかった生徒にも聞かせたかった、とのお声を多くいただきました。わたしとしても、受賞ができなかった人にこそ話したかった内容でもあったので、高文連さんにお願いして講演原稿をUPしていただきました。

いま書いている高校生にひとりでも多く届きますように。

 

第38回全国高校生文芸コンクール記念講演「高校文芸から作家になる」くどうれいん

原稿を読む

 

(これは昨年いちばんパワーを費やして書いた講演原稿で、大袈裟でなくこれまで書いてきた自分自身に対する手紙のようでもあり、その場の人たちだけに宛てたつもりのものなので、こうして公にするのは非常にパワーが要るのです。つまり今後このリンクはわたしの精神的余裕次第では予告なく消す可能性もあるので、早めに読んでください。なんとかたのむ。)