2024年2月29日をもって、筆名を「くどうれいん」に統一します。

 

つまり、いままで漢字表記だった短歌や俳句の名義も「くどうれいん」とするということです。

エッセイをよく読んでくださっているみなさんにとっては(なにもかわらないじゃん)と思われるかもしれず、しれっと変えることもできたのかもしれないのですが、わたしがいちばん最初にはじめたのが「俳句」そしてその次が「短歌」なので、俳句と短歌でお世話になってきた皆様にとってはお知らせの必要なことだと思い、こうしてHPで書いておくことにしました。

 

そもそもどうして名義がふたつあるの?と思われるかもしれません。

学生のときから本名の漢字表記で作品を発表していたのですが、本名である「玲音」を「れいん」となかなか読んでもらえないことのストレス(いや、れいんと最初から読めるほうがすごいんだけど……)から、「ええい、ひらがなにしてしまえ!」と2018年に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)が出る際に、その筆名を思い切ってひらがなにしました。

 

ありがたいことに、そのひらがな名義で出した本が広がり、執筆のお仕事も増えたため、長らく漢字表記で活動している俳句短歌の名義は「工藤玲音」のまま、エッセイや小説など散文は「くどうれいん」と表記することにしました。

しかし今では俳句短歌の「工藤玲音」とエッセイや小説の「くどうれいん」が同一人物だと知らない読者もいたり、俳句短歌でも「くどうれいん」の名前で発表できたほうがより多くの読者にとどくのになあ、という場面も増えてきたため30才になる年のうるう日、ということでその決断に至りました。

学生のとき作品を書き始めてから15年以上使って来た「工藤玲音」という漢字表記を手放し、たった5年しか使っていないひらがな表記の「くどうれいん」に統一することにはさまざまな思いや葛藤もあったのですが、くわしい気持ちは4月ごろ公表されるエッセイに書きましたのでそちらをお読みください。

短歌、俳句、エッセイ、小説、児童向け作品。これからはすべて「くどうれいん」での作品となります。ひらがなの名前で、より大きく遠くまで羽ばたくことが出来たら、とたのしみです。そして、これまで使い分けや注釈表記でお手数をおかけしていたみなさん、これからはわかりやすいので安心してください。

(俳句短歌関連でお世話になっている皆様、突然のご報告申し訳ありません。この変更に関してなにか手続き等必要でしたらご連絡くださいませ。)

 

 

余談ですが。

名前を統一するぞー!うお~!ブログ書こう!と意気込みながら、ふと自分が7歳の時に書いた短冊のことを思い出しました。

自分が昔書いた短冊をたまたま掘り返したとき、そこに「くどうれいん」と表記されていて、よ、予言されていたのか……!と一瞬ものすごくびっくりしたのですが、7歳じゃひらがなしか書けなかったのだから当たり前だ……

ずっと、ひらがなに「なる」と思っていたのですが、そもそも小学生の時は「くどうれいん」だったんだよなあ、と。

小学生でも読める、書ける作家名、くどうれいん、がんばります!

 

 

また書くよ。

 

 

2024年2月29日

くどうれいん