絵本の取材をしてくれた記者さんに7月から日経の週刊連載と小学館の長篇小説がはじまるんですよ~と話したら「ええっ、てことは下半期は連載3本抱えるってことじゃないですか、大丈夫ですか?」と言われた。「え?連載3本?」「え?そうでしょだっていま群像で1本やってるじゃないですか」「……ほんとだ」「まさかいま気づいたんですか」「はい、いま気づきました。うわ~!やっていけるかなあ!」

 

よくかんがえるとそう。みたいなことがわたしには結構ある。やった~!やった~!と言っているうちに盛沢山になりがち。ちいさいときに泡風呂が大好きで、やった~!やった~!とお湯を出しまくっていたら泡だらけになってこわくて泣いたりしていた。何も成長していない。でも、盛沢山が好きなんだよなあ。忙しいのが好きな性格なだけでキャパオーバーじゃないですので!休みもきっちり予定に入れながら大忙ししています。ばっちりやってみせますよ。

 

というわけで、7月から

 

【毎月】講談社「群像」でエッセイ「日日是目分量

>わたしの目分量の日常を原稿用紙10枚くらい書いています

 

【毎週火曜日】日経新聞夕刊「プロムナード

>6年ぶりに食エッセイを書いています、電子版なら無料会員登録して読めます

 

【ほぼ毎月】小学館「本の窓」長篇小説連載「オーバーオーバー

>はじめての長篇小説、はじめての小説連載。働く女の話を書きます。すべて無料でWEBから読めます!

 

という3つの連載を抱えて暮らすこととなりました。がんばります。連載ってのは読んでいる方からの反応が薄くなりがちなので正直ほんとうに孤独な作業なのです。なんとかモチベーションを保ちつつなによりわたしが「たのしすぎる~なんだこれなんだこれ!」と言いながら書き続けられればと思っています。

 

7月は関西へ行ったりもしてあっという間の1カ月だったなあ。

 

たこ焼きがうれしかったり

焼き肉がうれしかったりしました。

 

8月は『あんまりすてきだったから』原画展が盛岡でも開催されますよ。在廊予定などは後程。

 

 

 

去年の今頃は

なんて言っていたんだなあと思う。やっぱりまだその話題を見ると胃がきゅっとなるから受賞予想やパブリックビューイングがなされているのを薄目でしゅしゅしゅ!とスクロールしてしまったね。お願いだから芥川直木の候補に入った人たちに「残念でした」とか「惜しくも」とかじゃなくて「ほんとうにおつかれさまでした」「いい作品でした」という声のほうが多くかかっていてほしいと祈るばかり。

 

 

夏って「夏だね~!」と言ってる間に終わりそうになるね。毎年そう。

また書くよ。

 

7月22日 くどうれいん