講談社群像10月号の連載「日日是目分量」に第14回「光っているとほしくなる」が掲載されています。
もう14回!みなさん連載、読んでくださっているでしょうか……やっぱり連載は孤独。むつむつ書いています。
10枚のボリュームにもすっかり慣れてきて、いままで書いていた4枚くらいのエッセイが書きにくくなっているくらい。
『飛ぶ教室』さん、創刊40周年とのこと。おめでとうございます!
記念号である第68号(2022年冬)の「子ども大人辞典」に寄稿しました。
子どもと大人のちがい、唸りつつも考えてみました。とっても豪華な寄稿なのでぜひお手に取ってご覧ください。
ルミネ各館にて展開している新ビジュアル〝Creating Tomorrow〟。イラストレーターの山口洋佑さんと短歌でコラボレーションしました。
ショーウインドウやポスターなど、ルミネ各店の店内やサイネージ等でご覧いただけます。お近くの方は是非ご覧ください!
来て 花を咲かせて虎を歩かせていまここにいるわたしに会いに
青はゆけ、迷って進め 駆けるほどわたしの街になる冬の街
いわゆる「コピー」として短歌を作るのははじめてで、制作陣の皆様と打ち合わせを重ねながら作りました。
山口さんのイラストが短歌の世界観をぶわっと広げてくださってとても興奮しました。
制作秘話や短歌やイラストに込められた思いはルミネマガジンで読むことができます。こちらも併せてぜひ!
ルミネマガジン|工藤玲音と山口洋佑が手を取り合い表現する、不自由な日々から希望ある未来へ
「MHL. COMMUNITY MART」を原点としたウェブサイト「アングローバル・コミュニティ・マート」にエッセイを寄稿しました。
幻想的なイラストはnakabanさんです。下記リンクより全文ご覧いただけます。
短歌研究1月号に短歌20首「さて」を寄せました。風邪とウインクと鱗とルミネ。地続きのおめでたさ。読んでほしいです!
林真理子(日本文藝家協会理事長)&桐野夏生(日本ペンクラブ会長)&栗木京子(現代歌人協会理事長)新春スペシャル鼎談「いま大切にしたい『言葉』について」という企画の中で栗木京子さんに第一歌集『水中で口笛』の言及もいただいており、びっくり有難く読みました。
読売新聞さんの、なくなってしまってはもったいない言葉について様々な方が語るコラム「もったいない語辞典」に寄稿しました。「いっとう」について話しています。
もう2022年1月号!第17回はサイゼリヤ好き全員に読んでほしいです。ミラノ風ドリアはサフランライスではなくターメリックライスです、という朱入れ貰って校正さんってすごい……と思った。
12月1日の朝日新聞夕刊に『水中で口笛』についての寄稿が掲載されました。歌集を出すと決めた日に啄木の1号歌碑と撮った写真がこんなに大きく載るなんて!デジタル版でもお読みいただけます。
12月8日(水)~12月25日(土)の伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイルで行われる「空想実現百科事典」に参加しています。
わたしの無謀な空想を実現させるためのアイテムをたくさん選んでいただきたのしかったです! お近くの方はぜひお運びください!
10/24付の産経新聞に寄稿しました
下記のWEB記事でも全文読めます
【新・仕事の周辺】やりたい数だけ草鞋がある くどうれいん(作家) – 産経ニュース
”わたしを二足の草鞋だというとき、あなたもきっと二足以上の草鞋を履いている。草鞋は作家や会社員という肩書の数だけではないと思う。仕事や家事や育児や趣味や付き合いや理想。やらなきゃいけないこと、やったほうがいいこと、やりたいことの数だけ草鞋がある。この国に暮らしているだれもがきっと、本当はもうたくさんの草鞋を履いていて、履きすぎて、厚底のハイヒールになっている。全員すごい。よくやっている。”
短歌研究10月号「俳句de短歌」に参加しました
短歌研究10月号「東直子の楽歌*楽座」にお招きいただき、「俳句 de 短歌」ということで歌人の東直子さんと堂園昌彦さんと共に、俳句から短歌を作る試みをしています!
10月号はその後篇です(2号連続で掲載されています)
さらに作品季評では小池光さん、魚村晋太郎さん、北山あさひさんの3名に『水中で口笛』についての評をたっぷりいただきました。ぜひご覧ください。
講談社群像10月号の連載「日日是目分量」に第14回「光っているとほしくなる」が掲載されています。
もう14回!みなさん連載、読んでくださっているでしょうか……やっぱり連載は孤独。むつむつ書いています。
10枚のボリュームにもすっかり慣れてきて、いままで書いていた4枚くらいのエッセイが書きにくくなっているくらい。
メルカリマガジンの連載「ヴィンテージ・ブックス −ずっと本棚にある1冊」というコーナーにて、江國香織さんの『すみれの花の砂糖づけ』についての思い出を寄稿しました。
久保田寛子さんの描きおろしイラストもすてきです。
こちらから読めます。
メルカリマガジン|あの日、あの時間、虹色の膜のなかで #03 くどうれいん|江國香織『すみれの花の砂糖づけ』
岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」にNHK朝ドラ「おかえりモネ」の新次の台詞を引用したエッセイ「白くて大きなスクリーン」を寄せました。
下記で読むことができます
短歌研究9月号「東直子の楽歌*楽座」にお招きいただき、「俳句 de 短歌」ということで歌人の東直子さんと堂園昌彦さんと共に、俳句から短歌を作る試みをしました!
9月号はその前篇です(2号連続で掲載されます)
むずかしかったですがたくさんの発見のある企画でした
講談社群像9月号 連載「日日是目分量」13回、「うどんオーケストラ」という話を書きました。
芥川賞選考会前のきもちの流れを書いたものです。
自分が書いたものに後からちょっと救われることもあるなあとしみじみ。
是非読んでいただきたいです。
日本児童図書出版協会の月刊「こどもの本」、心に残る一冊のコーナーで『ねないこだれだ』(福音館書店)についての短文を寄せました。
たくさんの児童向け図書の新刊紹介もあり、読みごたえがありますよ。
現代短歌9月号「Anthology of 60 Tanka Poets born after 1990」に自薦10首と小文が掲載されています。
この「Anthology of 60 Tanka Poets born after 1990」は、1990年以降に生まれた歌人を60人特集し、自選10首と小文を掲載する、という企画です。
この企画の序文と、企画に触れた編集後記について、さまざまな抗議の声が上がっています。
謹呈本を読むまでは何も言えないな、と思っていたのですが、ようやく本日届き、読みましたので、以下にわたしの見解と、わたしから三本木書院に対してご連絡した内容を記載します。
まずは、この件に関しては編集部の態度に問題があり、この号に掲載されている歌人や短歌に落ち度はなく、素敵な短歌も多いので、皆様には純粋におたのしみいただければと思っている、ということを先に述べておきます。
<ここから先はこの件について考えている歌人や短歌読者の方へ向けた、わたしの考えです>
問題点としては
・序文にアルチュール・ランボオ「大売出し」を大きく引用し「無検査のダイヤモンドの大売り出し」とされていること。
・この号の編集後記にて「このアンソロジーに自分がなぜ呼ばれなかったのか、不満顔の君のために理由を書こう」から始まる、60人に選ぶことができなかった人に対する非常に挑発的な文面が掲載されていること。
・序文、編集後記、企画にまつわる対談については原稿依頼時も、ゲラ確認時も、寄稿者には一切知らされていなかった。
という部分が主かと思います。
抗議をされている方の中ではこれを「炎上商法のよう」と呼んでいる方もいますが、わたしはあまりそうは思いません。
編集長の真野さんの性格上、このようなことを言われても、呆れはしますが(言いそうだな)というところもあると思いました。
ランボオの引用の序文も挑発的な編集後記も炎上と売り上げのためではなく「それがかっこいいと思って書いた」というだけにすぎなかったのでは、と思うのです。
それこそが本当に、根っこから反省していただきたい部分ではありますが……。
編集部の態度には怒りがありますが、わたしは
・60人に対して事実上原稿料を支払っていないにもかかわらず、原稿の管理や企画に対する説明が非常に粗末だったこと
に対して、抗議し、今後の改善を求めます。
原稿依頼はこのようなものでした。
***
自選10首+影響を受けた1首/200字エッセイ
小誌「現代短歌」9月号はAnthology of 55 Tanka Poets born after 1990を特集します。つきましては、下記ご寄稿いただければ幸いです。
1) 自選10首(既発表作可)
2) あなたがこれまでに最も影響を受けたと思う短歌作品を1首あげ、そのうたの魅力、出会った時の衝撃などを自由に200字以内でお書き下さい。
3) 巻末に「執筆者一覧」を設けますので、50-60字の略歴を添えて下さい。
原稿送付方法:書式の規定はありません。郵送、Fax、電子メールのいずれでも結構です
(電子メールをお使いの方は電子メールでお願い致します)ので、「現代短歌」編集部宛にお送り下さい。
稿料:掲載誌1部と小社刊行物をご購読の際にお使いいただけるチケット(3000円相当)をもって稿料に代えさせていただきます
***
この依頼を真野さんから受け、(1990年以降の歌人の特集にお招きいただいたんだな、原稿料は実質なしということだな。でも、皆さんが並ぶのであればありがたいことだし、参加するか。)と思いました。
その後、原稿執筆にあたり会社の決裁が必要なのでお返事に数日いただきたい旨、会社の決裁が取れたのでお引き受けする旨、ご連絡しましたが何の返信もありませんでした。
締切は6月4日だったのですが、ほかの原稿の都合もあり5月16日にすべての原稿をお送りしましたが、返事がありませんでした。
さすがに不安になり、6月22日に問い合わせたところ、真野さんではなく染野さんから拝受の旨お返事をいただきました。
ゲラの確認はありましたが、その際、序文の共有はありませんでした。
また、その号の中で大森静佳氏と薮内亮輔氏がこの60名の自選について対談をするという情報も、最後まで知らされませんでした。
もちろん任意のことと思いますが、他社(文芸誌、雑誌等)ではこのような場合、企画説明のページも、参考に送付いただけることが多いです。
せめてここでゲラとしてこの序文を見せていただけていれば、その時点で意見するなり企画から降りるなりできたのではと悔やまれます。
いずれ、原稿執筆のやり取りが非常にレスポンスが悪く、1カ月以上自分の原稿が受理されたか、そもそも本当に引き受けるということでよいのか不安でした。
非常に少人数で作っていることも知っているからこそ、原稿料が出せない状況も踏まえてなんとも心苦しい気持ちになりました。
原稿料なしでも「ありがたい」と言って引き受けることはあります。
ただ、そのぶん、コミュニケーションの部分で補って「載ってよかった」と思えるようにしていただきたかったというのが本音です。
編集部の余裕のなさが最終的にこのような序文と編集後記にもつながっているのではと感じ、とても深いところに根差した問題であるような気もしました。
上記のような思いの上で、今回の件はTwitterでの話題ではなく、あくまでいち企業への改善を求める対応をするのがよいとわたしは考えます。
三本木書院へは下記内容をメールしています。
<追記> その後、真野さんからお返事をいただきました。
返信の詳細は掲載しませんが、当面の間、わたしは現代短歌社からのお仕事はお引き受けしないことにします。